タバコの影響①
2023.06.07更新
タバコを喫う事でどんな影響があるのか。タバコには①ニコチン②タール③一酸化炭素などの成分が含まれています。①ニコチンは神経系に対する毒性が強く血圧上昇、血管収縮、心拍数増加、血栓ができる、妊娠障害などを引き起こします。②タールは数十種類の発癌物質を含有しています。③一酸化炭素は酸素運搬機能が阻害され組織の酸素欠乏を招きます。
口の中では歯が汚れる、ベロが汚れる、歯肉が変色する、口臭が酷いなどが見受けられるようになります。
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2023.06.07更新
タバコを喫う事でどんな影響があるのか。タバコには①ニコチン②タール③一酸化炭素などの成分が含まれています。①ニコチンは神経系に対する毒性が強く血圧上昇、血管収縮、心拍数増加、血栓ができる、妊娠障害などを引き起こします。②タールは数十種類の発癌物質を含有しています。③一酸化炭素は酸素運搬機能が阻害され組織の酸素欠乏を招きます。
口の中では歯が汚れる、ベロが汚れる、歯肉が変色する、口臭が酷いなどが見受けられるようになります。
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2023.06.06更新
長年臨床に携わっていると思いもよらぬ原因から歯周病が進んでいるケースがある。それは生活習慣病関連の薬の服用である。高血圧症、高脂血症、糖尿病などで薬を飲んでいる方は大勢おられるが薬の量が多い場合、強い効能のものを服用されている方は歯周病が進行しやすい傾向にある。定期的に健診していてもまたブラッシングが良好で気をつけていても進行していく。勿論口腔内が清潔であることに越したことはないが身体の内面からくる血液に関連のある疾患の既往がある方の歯周病治療は難しい。歯科医は患者さんの全身的な健康状態にも充分気を配っていなければならない事を痛感する。
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2023.05.19更新
現在学会を中心とした専門医、指導医なる先生が大勢おられるが歯科において最も専門医として必要とされてきた分野が歯列矯正である。卒業して30数年経つが当時は矯正を目指す人は卒業後さらに4年間大学院で学ぶことが義務づけられ学位取得後矯正専門医の元で臨床経験を積み重ねてようやく一人前になれたものである。現在マウスピース歯列矯正のトラブルをメディアを通して耳にするが悲しい限りである。歯型をとりマウスピースを作成して歯を動かしていく一見簡単な手法ではあるがどんなケースも治せるものではないことを理解しておかなければならない。やはり基本となる最初の診査診断そして説明が極めて重要となる。①治らない症例がある②費用と日数は③歯を削るのか否か④同じ先生がみる?そんな当たり前のことが守られていない。
最後に矯正は歯列だけ治せばよいと思いがちである。後戻りやアゴや咬合までしっかりケアしていないと後で困ることになる。
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2022.11.15更新
後期高齢者の保険証またはマイナンバーカードをお持ちで2割負担の患者様の負担金の計算が2022年10月1日から変更になりました。負担金が6000円を超えた場合はそこから同月内の負担金は1割負担で計算し、1円単位で会計が行われる事になります。
ご不明な点は遠慮なく受付にお尋ね下さい。
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2022.10.15更新
深いむし歯を治療する時に、裏装という方法を使う事があります。むし歯が深いと言う事は歯の中の神経に近いことを意味し、深い部分をGIセメントなどで裏装してその上に白や銀歯等を埋める言わば2重にする手技です。さらに1番深い部分に薬理効果を期待した覆とうをすれば3重にして埋める形になります。これは深い部分に直接白いレジン等を埋めると神経に異常が出るからで、銀歯等の硬いものでも神経に異常をきたす恐れがあります。少し手間がかかりますが神経を守るためには裏装は理想的な処置になります。
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2022.10.03更新
むし歯はその進行度合によりC0からC4まで分類されます。C0は白く白濁している状態で歯の弱い部分と考えればよいでしょう。C1はエナメル質に限局しているもの。C2は象牙質まで進行したもの。C3は神経まで進行したもの。C4は歯牙が崩壊したもので残根歯や乳歯のグラグラしたものをいいます。
当院ではC0はフッ素や薬液歯ブラシなどで歯を強くすることを考えて削る治療は薦めません。C2は進行を止めるためほとんどが削って詰める治療になります。C3は神経まで進行しているので症状にもよりますが痛みが強い場合は神経を抜く事になります。C4は患者さんとの相談の上保存するか抜歯するか決めていきます。問題はC1いわゆる初期むし歯と呼ぶ状態です。昔はむし歯といえば全て削る治療でしたがC1の場合進行性か限局性のむし歯かよく診査し、時には経過観察しながら削らなくても良い場合も多いので何でも削る治療は良いとは言えません。進行止の薬剤やレーザー治療、予防充填などのあらゆる手段を用いてできるだけ削って詰める治療は避けたいものです。なぜなら詰めた物は取れるリスクがあり2次的にむし歯になる機会を与える事になるからです。また単なる着色の場合もありますので予防的なクリーニングも大切になります。
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2022.09.06更新
現在当院でもオンライン資格確認システムの導入に向け準備を進めております。これは患者様の保険証をマイナンバーカードに取り込みそのマイナンバーカードを医療機関に提示することで保険証の資格確認及び患者様の投薬履歴等を把握できるようにするシステムです。患者様側はマイナンバーカードが必要になり、医療機関側はそれを読み取る顔認証付きカードリーダーとネット環境が必要になります。政府は2023年4月の義務化を謳っていますがおそらく猶予期間を経て2024年に義務化されるでしょう。そんな訳でマイナンバーカードへの準備を進めているのです。
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2022.09.04更新
患者さんから昔被せた銀歯、そうとう時間が経っているのですがそのままでいいんですか?と聞かれる事があります。当院ではかなり時間が経っている銀歯でもすぐはずす事はしません。まず診査することで①回りや中で虫歯が進んでいないか②銀歯に穴や隙間が許容範囲を超えていないか③噛み合わせが高すぎないか?をよくチェックします。その上で明らかな症状が認められない場合は咬合だけ調整し磨きそのままお使い頂きます。もちろん①②③の異常その他要望があれば新しい銀歯や白い歯に入れ換える場合もあります。原則馴染んでいて安定している状態をわざわざ変える必要はないのです。
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2022.08.19更新
来院される患者さんからお話を聞いて問診する時、患者さんは色々な表現を用いてその気になる事をお話されます。例えば歯がかゆい、歯肉がむず痒い、口がねばつく、歯肉がしみる、なんとなく噛むと違和感がある、頭が痛い、顔半分痛い、ジンジンする、もやもやする等歯科医師が理解が難しい表現も時に言われます。いくら診査しても原因や場所が分からないケースも多いのです。どうしても原因不明の場合、当院では連携医療機関の荏原病院等に精密検査をお願いします。
いずれにせよ患者さんがおかしいと思って来院される場合は必ずどこかにその原因は存在し、歯科医師はよくお話を聞いて真摯にその原因を突き止めて処置する義務があるのです。
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2022.08.16更新
以前に著名な演出家さんのお口を拝見した時ビックリした覚えがあります。無論むし歯はありません。ブリッジ(固定式で無い歯の前後の歯を削って土台にして連絡してセメントで着ける補綴物)が入っていたのですがご本人ももちろんそれなりの年齢なのでおそらく約40年前に入れたとお話頂きました。それだけの期間トラブルも無く使用している事も素晴らしいのですがレントゲンで確認した所このブリッジの土台の歯が生活歯だったのです。現在患者さんが入れているほとんどのブリッジの土台は失活歯だからです。失活歯とは神経を抜いて治療済みの歯の事で、やはり弱い為噛む力が長年係るとヒビや破折したり脱離したり腫れたりいずれ壊れるケースが多いのです。今はできるだけ歯を削らない治療が主流ですがこの時代の生活歯ブリッジの完成度には驚きました。
神経のある生きている歯の強さと補綴物を長期間使用可能にするこの歯科医師の腕に改めて初心を思い出す今日この頃です。
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