CLINIC BLOG

2022.08.19更新

来院される患者さんからお話を聞いて問診する時、患者さんは色々な表現を用いてその気になる事をお話されます。例えば歯がかゆい、歯肉がむず痒い、口がねばつく、歯肉がしみる、なんとなく噛むと違和感がある、頭が痛い、顔半分痛い、ジンジンする、もやもやする等歯科医師が理解が難しい表現も時に言われます。いくら診査しても原因や場所が分からないケースも多いのです。どうしても原因不明の場合、当院では連携医療機関の荏原病院等に精密検査をお願いします。

いずれにせよ患者さんがおかしいと思って来院される場合は必ずどこかにその原因は存在し、歯科医師はよくお話を聞いて真摯にその原因を突き止めて処置する義務があるのです。

投稿者: 南部歯科

2022.08.16更新

以前に著名な演出家さんのお口を拝見した時ビックリした覚えがあります。無論むし歯はありません。ブリッジ(固定式で無い歯の前後の歯を削って土台にして連絡してセメントで着ける補綴物)が入っていたのですがご本人ももちろんそれなりの年齢なのでおそらく約40年前に入れたとお話頂きました。それだけの期間トラブルも無く使用している事も素晴らしいのですがレントゲンで確認した所このブリッジの土台の歯が生活歯だったのです。現在患者さんが入れているほとんどのブリッジの土台は失活歯だからです。失活歯とは神経を抜いて治療済みの歯の事で、やはり弱い為噛む力が長年係るとヒビや破折したり脱離したり腫れたりいずれ壊れるケースが多いのです。今はできるだけ歯を削らない治療が主流ですがこの時代の生活歯ブリッジの完成度には驚きました。

神経のある生きている歯の強さと補綴物を長期間使用可能にするこの歯科医師の腕に改めて初心を思い出す今日この頃です。

投稿者: 南部歯科

2022.08.10更新

本年4月より開業して33年目に入りました。その中には著名人の方のお口を拝見する機会も多々あります。MCや作詞家、タレント、スポーツ選手等の有名な方は多忙ゆえ歯科に頻繁に通えないこともあって本当に意識が高いし手入れがしっかりされているので驚きます。歯科医院での歯石とり、汚れとり、歯ブラシの状況を定期的に健診される方がほとんどです。もちろん毎月来院される方、3か月に一度、6か月に一度の方までさまざまですが必ず定期的に健診クリーニングを受ける姿勢には流石と思います。やはり普段からケアしている場合圧倒的に治療が少ないし、トラブルがあっても脱離や少し歯がかける程度の被害の少ないものです。

人に見られる仕事とはいえ歯をしっかりする事で見た目も清潔感があるし、食事も美味しいし、消化機能にも良い、脳にも刺激がゆくし全身的にも良い影響を与えるのでいい事づくしです。もちろん8020は必ず達成するでしょう。皆さんにも定期的な健診の大事さを実感してほしいものです。

投稿者: 南部歯科

2022.08.02更新

当院では銀歯等の詰め物が取れて来院した場合、詰め物がある一定期間使用されていて、適合も良ければ再度付け直す事が多々あります。もちろん患者様が希望したり元に戻せない場合はやり直す事になります。

最近卒業後の保存修復学教室に在籍していた頃に主任教授に言われた言葉を思い出しました。[私の入れたこのゴールドインレーはすでに30年変わらず使って頂いている。どうすればそんな長く使える物が入れられるかよく考えてごらん。]一つの詰め物でも長く使用してもらう為には削り方、削る形、深さや大きさ残存歯質の厚みや強度、軟化象牙質、遊離エナメル質等に憂慮し、なおかつ装着時に咬合調整、コンタクト調整、セメント練和や乾燥等をしっかり行った上で着けていきます。何事も安易にしないで基本を忠実に守ること、改めて思う所です。

投稿者: 南部歯科