CLINIC BLOG

2017.02.04更新

親知らずや捻転歯、重度の歯周病等の場合、抜歯をすることがあります。

抜歯は①単純に乳歯、前歯、臼歯を抜く普通抜歯、②歯根肥大、骨癒着、歯根湾曲等により骨の開さく又は歯根分離術等を行う難抜歯、③骨性の完全埋伏歯又は歯冠部が2/3以上骨性埋伏である水平埋伏智歯の埋伏抜歯の3つに分けられます。①はさほど時間はかかりませんが②、③はしっかり時間とって抜くことが安心です。

上の歯、下の歯によって抜歯後の予後は異なりますが一般的には上より下の方が麻酔が利きにくく、予後も下の方が良くないです。やはり下あごの骨は固いからでしょう。また残根の抜歯にも十分注意が必要です。

私はまず麻酔をしっかり効かせること、時間を十分とってゆっくり手術すること、抜歯後の注意をしっかりと説明し守ってもらうことが大事だと思っています。そして何よりどんな抜歯にも簡単はないということを常に意識して、できるだけ周りの組織を傷つけないような抜歯を心がけています。

 

投稿者: 南部歯科