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2017.02.24更新

患者さんのお口の中を長期的に診ているとやはり犬歯と6歳臼歯の重要性が解ってきます。

犬歯は糸切り歯といわれ3番目の永久歯ですが最も根の長さが長い歯牙です。犬歯が正しい位置にないと噛み合わせ(咬合)が正常でなく犬歯の代わりに奥歯の負担が大きくなります。特に上の歯の場合犬歯が最後に出てくることが多いのでスペースがないと八重歯になることがあります。

6歳臼歯は最後乳歯の後ろに萌出する最初の奥歯の永久歯です。その後の歯並びを決める重要な役目があり、永久歯の中でも嚙む力が強く咀嚼に欠かせない歯牙です。6歳臼歯は早い時期に生えてくるので虫歯になりやすくその後も虫歯で神経を抜いてしまうケースが多いです。神経を抜くと歯は弱くなるので、歯根にヒビや破折が起こり結局抜歯に至ることもしばしばです。

犬歯と6歳臼歯は永久歯の中でも特に大事な役割を持った歯なので大切にしなければなりません。

投稿者: 南部歯科